かつては雨乞いでも踊っていたと推測されるが、現在の上演は不定期である。最初に「道引き踊り」で入場すると、締太鼓を手にした踊り手と桧の削り皮を束ねて柄を付けたシデを持つ子供のシデ振りが交互に並んで円陣を組み、円陣の内外に鉦打ちと笛吹きが付く。シデ振りの最年長者である早馬は赤の投頭巾をかぶる。まず「にわか踊り」を踊る。「小獅子舞」(小そそり)を踊ったあと、「山伏口上」があり、その後2人のオシンボチが「オシンボチ傭い」という問答をする。「みないち音頭」を歌った後、その場に応じた踊り、例えば神社なら「神の踊り」をして、次に「大獅子舞」(大そそり)、最後に「いとま踊り」を踊って、再び「道引き踊り」で退場する。
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