奈良県無形文化遺産アーカイブ

東安堵の六斎念仏

安堵町東安堵に伝わる六斎念仏は、盆行事と月毎の営み、葬式で唱えられる民間の念仏である。盆は8月13日に極楽寺で念仏の後、東安堵周辺の共同墓地である阿土墓で念仏を唱える。14日は大宝寺で念仏を唱えた後、東安堵の檀家をまわり、最後は観音堂前の高塚の前で座って念仏を唱えて終わる。15日は御布施開きと称し、大宝寺で念仏を唱える。県内にはかつては60ヵ所以上の六斎念仏が伝わっていたが、現在伝承されているのは東安堵以外には八島の六斎念仏(奈良市)、東佐味の六斎念仏(御所市)だけになっている。

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