八坂神社は、柳生上・柳生下の両地域の氏子男子の年長者各12人からなる宮座が祭祀組織となっており、隔年で神社行事と世話役を交代しながら例祭を行う。柳生の宮座行事は、当屋が神霊の宿る黒箱を1年間自宅に祀るなど厳格なしきたりで実施される。早朝、当屋宅に集合した十二人衆は休憩後、禰宜以外が素襖に着替え、相撲の舞、ササラの舞、ヨーガの舞を当屋宅で奉納する。締太鼓と笛を鳴らしながら、一老から順に並び、庭を右回りに3周した後に神社へお渡りをする。宮司・当屋・禰宜・御弊に続き、十二人衆が拝殿にあがり、右回りに3周して座る。宮司による祭典の間、笛二吹・締太鼓一打が鳴らされ、相撲の舞、ササラの舞、ヨーガの舞が奉納される。
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