當麻寺春の大祭で中将姫の現身往生を再現する行事。「聖衆来迎練供養会式」とも言う。中将姫は當麻曼陀羅を織り上げた後、29歳で生身のまま極楽浄土へ往生したとされる。来迎会はその様相を現したもので、正しくは聖衆来迎練供養会式と呼ばれる。當麻寺本堂である曼陀羅堂から東方にある娑婆堂まで長い架け橋(来迎橋)が渡される。極楽浄土から二十五菩薩に扮した菩薩講の人たちが、娑婆堂に進み中将姫を蓮台に乗せて浄土へ導く儀式で、曼陀羅堂は西方極楽浄土を象徴し、娑婆堂は俗世界を象徴している。
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