鴨都波神社の夏祭りと秋祭りの宵宮に氏子である自治会約30ヵ所から大きなススキ提灯が神社に奉納される。鴨都波神社のススキ提灯は、提灯10張を３段に組み立てたもので、稲穂を表したものとも言われている。県中南部では、収穫が終わった稲わらを冬の間乾燥させるために円錐形に束ねたものをススキまたはスズキと称する地域が多く、ススキ提灯の名称はその形状から来ていると考えられている。また、御所市内各地の秋祭りの宵宮では多くのススキ提灯が各神社に奉納されている。この行事の由来は明らかではないが、県外では大阪のダイガク、富山のタテモン、秋田のカントウなど、御所と同じ形態の大型化したものが有名であり、都市祭礼における夏祭りの風物詩となっている。

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