惣谷は、同じ舟ノ川筋にある篠原の下流に位置する。篠原と同じく1月25日に氏神である天神社で祭典が執行された後踊りを奉納し、その夜、円満寺の酒宴で踊りと狂言が交互に夜が更けるまで上演されたという。現在、惣谷では踊りは行われず、狂言だけが境内の建物の中で演じられている。昭和15年頃までは篠原と類似した、20曲余りの踊りも踊られていた。大正4年以後、中断していたが昭和30年代に「鳥刺狂言」「萬才」「鐘引狂言」「鬼狂言」「狐釣狂言」「かなぼうし狂言」「壺負狂言」「舟こぎ狂言」の8演目を復活させた。
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