門僕神社は曽爾村8大字の氏神であるが、この内、長野・今井・伊賀見が獅子舞を伝承し、祭りに奉納している。祭りの朝、各大字の当屋以下が集まり神事が行われている間、境内で獅子舞の合同発表会が行われる。現在は、長野8演目、今井5演目、伊賀見12演目が伝承されている。御幣と鈴を持って演じる神楽系、剣を持って悪魔を追い払う所作をする剣系、道具を持たずに雄々しく舞う荒舞系、ストーリーのある獅子踊り系、曲芸系に分類することができる。曽爾の獅子舞は、種類の豊富さと技術の高さにおいて、高い価値を持ったものである。長野に伝わる享保3年(1718)の当屋文書にこの年に五穀成就と村内安全を祈願して奉納されたとあり、これが獅子舞の起源であるとされている。
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