波比売神社氏子の中から宮受けをする2人を選び、この2人が年齢順に兄座と弟座に分かれ當家を受ける。當家は、一生に1回だけ当たり1年間波比売神社の給仕を務める。神社の祭礼当日のみ本殿の扉あけがあり、當家の御幣に神移の式が行われ、その御幣を各當家に持ち帰り7日間お祭りをする。ついで兄、弟座は9月末に親類、縁者等を招待して神様を祀り宮座當家の振る舞いをする。特に、宮座當家の振る舞いの中で江戸時代の膳組のひとつである硯蓋(すずりぶた)という膳が出され、招待者に振る舞われる。この膳も文化財的な要素が多分にあると考えられる。
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