奈良県無形文化遺産アーカイブ

江包・大西の御綱

江包の春日神社で作られる男綱は、頭部が直径約2㍍、長さ3㍍ほどの円錐形で、尾の長さは約40㍍である。大西の市杵島神社で作られる女綱の長さは約6㍍で100㍍ほどの尾がつく。神社からかつぎ出された女綱は、集落をまわり、慶事のあった家を祝った後、尾を土俵に田で泥相撲をとる。素盞鳴神社に到着した女綱は榎の古木に吊るされ、広げられて男綱を待つ。男綱も同様に集落をまわり、泥相撲をとる。大西からの七度半の呼び使いの後、男綱が神社に到着し、女綱の舟形に男綱の頭部が差し込まれて「入舟式」となる。集落に侵入する悪霊などを防ぐ正月の勧請掛(勧請縄)が巨大化するとともに子孫繁栄、五穀豊穣を祈る行事となったものと考えられる。

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