かつては、旧暦7月の七日盆から踊り初め、17日を「大踊り」と称し、八朔(旧暦8月1日)まで踊られた。さらに以前は新盆を迎える家で「アラソンジョ踊り」が踊られ、イモの名月(旧暦8月15日)が最後であった。扇踊りと手踊りがあり、それぞれに男女掛け合いで歌いながら踊る踊りもある。扇踊りには「大文字屋」「薬師」「なんちき」「さのさ」「政吉踊り」、手踊りには「開き」「おかげ踊り」「かわさき」「はりま」「祭文」「さっさよいこえ」「とこそんで」「やっちょんまかせ」「やってきさ」「祝い歌」など20曲ほどがあり、他に天誅組の戦いを語る「天誅踊り」、義民である中村屋政吉の霊を弔うために踊り始めた「政吉踊り」が伝承されている。
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