奈良県無形文化遺産アーカイブ

室生の獅子神楽

午前、獅子は雌雄一対で5垣内の集会所や当屋宅で垣内まわしを行う。御幣を手にした獅子1頭が鈴を振りながら玄関から中に進み、台所で竈祓いをする。その後、玄関先に出て「鈴の舞」「魔除け」「剣の祓い」を舞う。この3曲はシャンコシャンコと総称される。続けてもう片方の獅子に交代し「荒獅子」が舞われる。午後は、太鼓橋から室生寺境内にある天神社へのお渡りの一行に加わり、天神社で「鈴の舞」のさわりを雌雄一対で舞う。その後、一行は龍穴神社へ渡御する。最初に雄の獅子、続いて雌の獅子によるシャンコシャンコの3曲が舞われる。その後、雄の獅子、続いて雌の獅子による「荒獅子」が舞われて終了する。

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